極私的おすすめ「音楽ブログ」10選
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どうもこんばんは。貴島サリオです。
今回は僕がいつも読んでるオススメの「音楽ブログ」を無断で勝手に紹介します。
いきなりだけど、少し前に興味深いツイートがあったので引用してみる。
音楽ブログ文化が下火になってサンクラをフォローすることで繋がるキュレーション無き音楽ってサウンドの速効性にばかり目が行きがちだと思う。言うとインスタントな音楽。今のサンクラ文化って商業至上主義に走って分かりやすさを究極に追求したJpopのフラクタルでしかないというジレンマ
— LLLL (@LLLLTOKYO) 2015, 6月 2
アートの世界ではキュレーターの視点を通して作品をコンセプチュアルに鑑賞する事が当たり前なのに何故音楽では全くそれが浸透しないのか分からない。優劣のない『好みの問題』とかたずける。そういう意味でもブログ文化の死は悔やまれる、RIP good music
— LLLL (@LLLLTOKYO) 2015, 6月 2
同感。でも、”キュレーター”は音楽ストリーミングサービスが相次いで始まってる今こそ必然的に要請されていくはず。
という訳で、今回紹介するブログが新しい音楽との出会いや聴き方を広げるきっかけになれば幸いであります。
A Challenge To Fate
灰野敬二からでんぱ組まで、つまりはアングラからオーバーグラウンドまで尖った音楽を精力的に取り上げてるブログ。
フリージャズを特集したかと思えば、女子ガレージ特集がある。そうかと思えばドアーズと長山洋子とZARDらを並ぶ記事もあるカオスっぷりが良い。
This Afternoon's Malady
ディスクユニオン新宿中古センターの某スタッフによるブログ。洋楽ロック中心だけど、ビジュアル系特集もある。さすがディスクユニオンの中の人だけあって、このブログの魅力は豊富な知識と目利き力。「気になる英国ロック若手事情」とか日本ではまだ無名のアーティストを取り上げる特集記事が特に面白い。
PUBLIC IMAGE REPUBLIC
個人音楽ブログのど真ん中。ディスクレビュー、ライブレポ、特集記事はいつも読み応えあり。
年代別、オールタイムベストなど、こんなキッチリした更新は僕には一生できません…。
最近のライブレポがTM NETWORKとKaty PerryとShimokitazawa SOUND CRUISINGという守備範囲の広さも素晴らしい。
しくおの「ほってるつもり?!」
恐るべきキュレーター。YouTubeやSoundCloudから「どこで見つけてきたの!?」っていう未知の音源を常にアップしてるブログ。
ただし、アーティストの詳しい説明は基本ない。必死にググらなければならない…。
いつも自分の全く知らない音楽がこんなにあるのか!と困惑しつつ、それを楽しんでおります。
オ〇ニストによる音楽批評
ブログタイトルがアレだけど、中身は非常に真っ当。今どき珍しいストロングスタイルのアルバムレビューブログ。
扱う音楽の守備範囲がやたら広い。全体的にメタル寄りな感じもあるけど、エモ、オルタナロック、プログレッシヴメタル、アンビエント、V系、ブラックメタル、ポストロックなどなど目白押し。
PUNX SAVE THE EARTH
海外を中心にパンク、エモ、ハードコア関連の情報を更新するブログ。新譜やライヴ情報はもちろん、ライヴマナーなど海外で話題になったトピックを取り上げる記事が興味深い。日本における洋楽パンクの勢いが落ちてる現在、個人的に情報収集として凄く助かってる。
オトノメモ
そもそもはアイドルポップ系レヴューブログとして読んでたんだけど、最近は管理人さんの地元沖縄でのライブレポが中心で以前とは変わってきてる。
地元に根ざしながらポップ音楽について発信し続けるっていうのはブロガーとして理想的だなぁーと羨ましく思う。
Monchicon!
洋楽インディー好きには有名なブログ。
何だかんだでUSインディーが今一番面白いと僕は思ってるので、副読本的な意味でもお世話になってる。
こういうブログが無くなった時が本当の意味で「洋楽の終わり」だと思うので、ずっと続いて欲しい。
青春ゾンビ
正確には音楽ブログではない。音楽以外にも映画、ドラマ、マンガ、お笑い、演劇などポップカルチャーを広範囲に取り上げてる。
的確な批評性がありながら読む者に刺さる美文が多くていつも感心させられる。個人ブログとしては頭ひとつ抜けだしている存在だと思う。
以上。
ここで珍しく次回予告。お約束の上半期ベストアルバムを更新します。