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Ivy Ivy Ivy

ポップカルチャーのブログ

The 60 best albums of 2012+1(最終話)

どうもこんばんは。葉月里緒奈です。一応の確認ですが、2004年に里緒菜から里緒奈に改名してます(豆知識)。
季節はずれすぎる年間ベストもいよいよ最終回となりました。
更新が遅すぎてホントごめんなさい!猛省しております…。遅すぎて逆に面白くなるかも?なんて思った自分が恥ずかしいので、すぐに本題に入ります。
それでは19位からどうぞ!


【No.19】

That's Why God Made the Radio

That's Why God Made the Radio


上半期ベストで紹介済み。
来日公演に行かなかったことを激しく後悔してる。次いつ日本に来てくれるか分からないし、もしまた実現したとしても半分以上のメンバーが亡き者になってる可能性もある。いや、半分では済まないかもしれない。いやいや、意外と全員元気かもしれない。う~ん、でも、さすがにそれはないかー。となると、何人での再来日が現実的なラインになるだろうか?(不謹慎極まりない)





【No.18】

Gossamer

Gossamer


ご存知の方も多いと思うけど、彼らは中田ヤスタカのファンであることを公言してる。だったら、Pefumeのことをもっと世界中のプレスに語って欲しい。つーか、語れ。これは命令だ。


あまりにも2ndアルバムらしい、2ndアルバム。
まず1stアルバムっていうのは「自分たちはこんなバンドです」っていう音楽性の提示であり、デビュー前に書き溜めた曲の集大成でもある。
そして、2ndアルバムっていうのは前作で提示した音楽性をよりマスへと伝えることが目的となる。故に作家性と大衆性のバランスが理想的になることが多い。そう、オアシスの「Morning Glory」みたいに。あと、オアシス以外に何かあったっけ?(説得力ゼロ)
とにかく、彼らのポップセンスが前作以上に発揮されてる傑作となった。んで、たぶん次のアルバムでは音楽性が大きく変わると思う。なぜなら、それが典型的な3rdアルバムだから。





思わずこんなツイートをしちゃうくらいPVを観て興奮した。
「特に女子の皆様に観て欲しいっす」と書いてるけど、興奮のあまりフォロワーに女性がいないことを忘れてた。



【No.17】

たからじま

たからじま


音楽ライターの柴那典氏が最近書いたテキストで、ももクロがメインストリームになったカウンター的な動きとして、cero、スカート、昆虫キッズ、シャムキャッツみたいな東京のインディーシーンを挙げてて、これは僕も凄く同意。つーか、単純に今この辺のシーンが一番面白いのかなぁと何となく思ってる。(メジャーに行っちゃったけど)東京カランコロンとかフジロッ久(仮) とかもここに入るのかな?


何が面白いのか?というと、以前に「極私的アイドルポップ総括」で書いたアイドルポップの面白さ(=ポップだけど攻めてる&批評的)が、このシーンにもまんま当てはまるから。
みんな好き勝手に尖がったことやってるんだけど、最終的に「ポップであることを恐れない」のが特徴。


最初にM1のPVを観て、良い意味でのドタバタっぷりにGuided By Voices meets The ピーズだ!」と興奮してツイートした。
その後、アルバムを聴いたら、他の曲は落ち着いた曲が多くて困ったでござるの巻…。
とは言え、USオルタナ系を参照点にしつつ、ちゃんと解釈がある曲を鳴らしてるので信頼できる。あと、リズム隊のアンサンブルが凄く良い。
たぶん、メジャーからオファー来てると思うけど、もうちょっと東京のインディーシーンを盛り上げて欲しいとも思う。






【No.16】

Take Me Home

Take Me Home


日本では昨年のオリコン年間チャートをAKBとジャニーズだけで20位まで独占。「邦楽完全終了のお知らせ」なんて言われたりもしたけど、海外でもUKのアイドルグループ1DことOne Directionがバカ売れ。1Dの少し前にも同じくUKのThe Wantedが成功してて、男女の違いはあるけど、アイドルがチャートを席巻しつつあるのは世界同時的な動きかもしれない。
ただ、ファン層は日本と海外ではかなり違うと思う。
日本のアイドルファンは僕みたいなオトナも多いけど、海外は若い子が中心。まぁ、海外の方が当たり前だよね…。


「いいオトナがAKBやももクロにハマるのは、日本が”ロリコン社会”であることの縮図だ!」的な批判はずっとある。
個人的にはそこに反論もあるけど、グラビアなどを見ればアイドルに対する”性的な視線”が存在するのは疑いようがないのも事実だ。
しかし、今日はこれだけは言わせて欲しい。
僕は1Dを性的な目では見てません!(絶叫)






これ観た時は感動した。Wheatusの"Teenage Dirtbag”をカバーするなんて!
アイドルが「Yeah I'm just a teenage dirtbag baby」(僕は10代のクズ野郎だぜ。ベイビー)なんて歌ってるんだよ!
日本だと、セクゾンがピーズの”バカになったのに”をカバーするのを想像して欲しい。
海外のポップカルチャーが教養主義的なのがこれだけでも凄く分かる。



【No.15】

Best Wishes

Best Wishes


正直に言えば、震災後、パンクへの熱が少し冷めた感じがある。
まぁ、パンクと言ってもいろいろあるので全部を一括りにするつもりはないし、震災直後から何度も被災地に入って支援活動を続けてるパンクスが多数いることも分かってる。そこはとてもリスペクトしてる。
ただ、「怒り」を動機とした表現にコミットできない(したくない)という気持ちが以前より強くなったのは間違いない。


3.11以降、パンクに関わる人たちは基本的に反原発のスタンスを取った訳だけど、そこでの言動には共感できないものも少なからずあった。
最近だと在特会へのカウンターアクションもそう。確かに在特会なんてウンコでしかない。いや、ウンコ以下だ。しかし、彼らに中指を立てて、拡声器で罵声を浴びせてる映像を観たけど、それで彼らが「変わる」だろうか?
むしろ、罵声を浴びれば浴びるほど、在特会は活動に”使命感”を持ち始めて、原理主義的になっていくと思う(実際、代表の桜井は国会でヘイトスピーチを非難した安倍総理を見限ったらしい。まぁ、勝手にやってろって感じだけど)。


そもそも”反○○”という「敵を中心に置く態度」は行動が先鋭化しやすい。なぜなら、主語が曖昧になってしまうからだ。森達也「主語が複数になると、述語が暴走する」と言ったけど、運動にはその側面が否めない。なんてことを書いてたら、鈴木邦男が2年前に同じことを書いてたのを今知って、やっぱそうかぁと思った。




べつに「怒り」を全面に出さなくても戦うことはできる。在特会のスピーチに笑点のテーマを流して無効化させた人たちにはグッときた。


あれ?何の話だったけ?「時事放談」の時間じゃなかったんだっけ?
そうだ、横山健のアルバムについてだった。正直、震災以降の横山健のツイートを見てて、共感できないこともあったんだけど、歌詞を読んで安心した。
横山健は戦いの中心に”敵”ではなく、”自分”を置いてたから。あくまで主語は自分だった。うん、それこそが僕がパンクから教わったことだ。
そう、「自分の人生を生きろ」ってこと。



「世の中がなんと言おうと (ヤツらがどんな戯言を言おうと)/ お前はお前を信じるんだ(真実は必ず勝つのさ) / 答えはいつだって自分達の中にある / オレは自分を信じる」


震災から2年経ち、僕は今も3.11まで原発にほとんど関心が無かったことを後悔してる。「誰か」を変えようとする前にまずは「自分」が変わらなきゃいけない。
でも、なし崩し的な原発再稼働は納得できねー!と声を上げてみる。



【No.14】

Tre!

Tre!


Uno!

Uno!


Dos!

Dos!


楽曲によっては本人たちから「パワーポップを目指した」なんて発言まであって、「もうパンクじゃねー!」と言う人もいると思う。
でも、「パンクじゃない」と言われることが、逆説的に「パンクであること」を証明している。
だって、ジョー・ストラマーが言ったようにPunk is attitude, not styleなのだから。変化を恐れない”姿勢”こそがパンクなのだ。
様式美としてのパンクが聴きたいなら、もっとコアなのを聴けば良い。でも、パンク村にしか響かないパンクなんて僕には退屈だ。
GREEN DAYは、何も間違っちゃいない。これでいいのだ。




【No.13】

Sync [初回盤 CD+DVD]

Sync [初回盤 CD+DVD]


すいません、2013年になって聴きました…。そして、予想外に良くて驚いた。
言うまでもなく木村カエラは見た目のカワイさも含めたポップアイコンだ。だからこそ、結婚・出産を経て難しい立ち位置になりそうだなと勝手に思ってた。
いや、より正確に表現すれば瑛太が羨ましかった。ただただ羨ましかった。そもそも青文字系のモデルが何気に好きでして〜(もはや何の話なのか分からないので以下省略)。
母親になったことでアイコン的な魅力が薄まってしまうのは避けられないし、だからってアーティスティックに振り切ることをファンが求めてるか?と言えば微妙だと思う。上述の”難しい立ち位置”っていうのは、それ。


結論から言うと、本作は木村カエラのアイコンとしての魅力を保持したまま、アーティスト性を高めることに成功した恐るべきアルバムとなった。
要するに木村カエラは何も失わなかった。つーか、女性が結婚・出産して何かを失ったと思われるような社会はクソなんだカエラに思いっきりビンタされたような気持ち。
昨年末ライヴを観た時に”和製コートニー・ラヴ”なんてツイートしちゃったけど、あながち間違ってないような気もする。あと、瑛太が羨ましい。
それと、青柳文子ってカワイイよね!(ぶっ込み)




【No.12】

IDOL is DEAD  (ALBUM+DVD) (Music Video盤)

IDOL is DEAD (ALBUM+DVD) (Music Video盤)


アイドルポップの極北。
アイドルポップの最終兵器。
アイドルポップの末期症状。
アイドルポップの成れの果て。
アイドルポップの悪意。


まぁ、そんなアルバム。




BiSは参照点が何か?を探りながら聴くと重層的に楽しめる。洋楽ロックが好きな人ほどオススメしたい。



【No.11】

Metz

Metz


カナダ出身、サブ・ポップの新人バンド。”あの頃”のサブ・ポップを感じて胸熱になる。
ジャンル的にはポストハードコアなんだろうけど、もっと分かりやすく”ギターウルフmeetsニルヴァーナ!”とでも言いたくなる退廃的な暗黒ブチ切れロックが炸裂!!!
聴いてると暴力衝動がふつふつと沸き上がってくる。やるしかないんだ。戦争しかないんだ。戦争がしたいんだ!(By鳥肌実
もうね、他人のギャグをそのまま引用して笑いを取ろうとしてる時点で自分でもどうかと思う。そこまでして笑いを取りたいか?と言われたら、取りたいっす。ユーモアの無いブログは消えちまえと思ってるので。





【No.10】

○△□

○△□


ご存知の方はお分かりのように、この八十八ヶ所巡礼というバンドは情報があまり無い。
メディアにはほとんど出ず、自主的なライヴを地道に続けながら活動してる。ライヴではグッズ販売もしてないらしい。CDが売れない時代にグッズ販売の収益は無視できないはずなのに、そこを放棄してるとか絶対どーかしてる。


そもそも個性バラバラなメンバーのビジュアルからして異様な雰囲気がハンパ無い…。
そして、音楽性はプログレとハードロックとメタルがカオティックにせめぎ合ってるような、つまりは変態としか言いようが無い。
さらに歌詞は霊界をテーマにした宗教的な内容だったり、聴いてると精神が狂いそうになっくる…。うぎゃー!


ところがこのバンドが恐ろしいのは、これだけやりたい放題なのに、キャッチーなリフや歌メロがあって最終的にポップミュージックとして着地してること。奇跡としか言いようがない。
まるで操縦士が気絶して運転できなくなった飛行機を乗客の一般人が着陸させたようなアルバム(たとえがおかしすぎる)。
とりあえず、ライヴを一度観ないとダメだなと思ってるので、是非行きたい。




こういうバンドが「ミュージックステーション」に出るべき。



【No.9】

the dresscodes(初回限定盤)

the dresscodes(初回限定盤)


勝手な印象論だけど、最近の日本のロックって”等身大の表現”として、送り手が自身の体験をベースにした歌詞を書いて、そこにリスナーが共感するみたいな構造になってない?何となくRADWIMPSとかそんなイメージ。それって浜崎あゆみの消費のされ方と全く同じで、ロックがそれで良いの?という気もする。
なんつーか、もっとウソやハッタリはねーのかよ!と思うわけ。ダイノジ大谷も言ってるけど、ロックって”大きなウソ”じゃん。


毛皮ズが痛快だったのは、ウソとハッタリがあったこと。だから「物語」があった。
等身大であることを常に拒否し続けて、アルバム毎に音楽性をガラリと変えたし、初期には志磨が「メンバーに腹を立ててライヴを途中で帰った」とか、絶対にそれ演出だろ!とツッコミたくなるような物語性を提示し続けた。
僕がライヴで観た時も志磨は「僕たちは絶対にあなた達を裏切りません」とマイクスタンドに寄り掛かりフラフラになりながらMCしてて、非常にうそ臭かった記憶がある。大仁田厚みたいな。
当時はそうした演出が目的化しすぎてる印象もあったし、解散はまさにその帰結だったと思う。あれは物語を完結させる為の解散だったはず。


さっきから、物語、物語と言ってるけど、物語とは何か?
一言で言えば、「今その音楽を鳴らす必然性を付与するもの」である。
毛皮ズを自らの手で葬った志磨が新たなに始めたドレスコーズは、つまり新しい物語が始まるという表明であり、だから毛皮ズとは全く違う音楽が鳴っている。
どう考えてもリズム隊は毛皮ズの方が良かったと思うけど、この拙い感じでなければ、志磨は新たな物語を始められなかったのだ。
うん、やっぱり目が離せない男だ。





【No.8】

PARAGRAPH

PARAGRAPH


上半期ベストで紹介済み。
ASPARAGUSはいつだって最高のバンドだけど、「原直央はもう歌わないのか?」というモヤモヤした気持ちが彼が加入してからずっとある。
本当に本当にもう歌わなくて良いの?とツイッターで本人に連日メンションを送りたいくらい(迷惑行為)。






こんな素晴らしい曲を書いて歌ってた人なんだから!



【No.7】

PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)

PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)


これを年間1位にする人とか逆に信用できない。いや、何が逆なのか自分でも分からんけど。とにかく逆にアレだろ!?(Byさまぁ~ず)と思うのです。
どれだけ音楽的に高評価でも「売れなかった」という1点において、これをポップミュージックのランキングで1位に置くわけにはいかない。
大衆性に欠けたポップミュージックなんて語義矛盾な訳で…って何でさっきからネガティブなことばかり言ってるんだろう…。


音楽性は100点だったけど、逆に言えば物語だったり、女の子の個性や関係性とかテン年代のアイドルに必須な要素が決定的に欠落してたのも事実。あーまたネガティヴなこと書いてるし。
なんつーか、かつてのPefumeみたいにトマパイが主にロックリスナーが「アイドルポップを好きになるエクスキューズ」として利用されまくった面は否めないと思うし(「あくまで楽曲が好きなんです〜」みたいな)、そこにムカついてるのかもしれない。どう考えてもアイドルって”悪性のエンターテイメント”だと思うし、そこを必死に回避しようとする言説は見苦しい(僕も昔は回避してました…)。


とにかく、楽曲面においてはトマパイの功績は大きかった。個人的には楽曲派アイドルとして今はEspecia、TRICK8f、BELLRING少女ハートに期待してる。





【No.6】

Suicide Pact

Suicide Pact


ジャケの時点で100点!
The LikeのZ Berg率いる新バンド。他のメンツがPhantom PlanetのAlex GreenwaldとかMaroon 5のJames Valentineとか凄いことになってて、ある種のスーパーバンドなんだけど、日本でそこにリアリティ感じられる人がどれだけいるかっていうと…。つーか、日本盤出てないし。


まぁ、基本的にCDは買わないので日本盤なんてどーでも良い。それよりSpotifyよ、早く来い。日本のレコード会社はその邪魔だけはするな。つーか、お前らは何もするな。ダウンロード刑罰化の為にリスナーを犯罪者扱いしたことは絶対に忘れねーよ。
それとレコード会社に担がれて無知なままロビー活動をした杉良太郎。お前も恥を知れ。


すみません、取り乱しました(By上島竜兵)。
音楽性はThe Likeのレトロポップ的な雰囲気もありつつ、エレポップだったり、ガレージロックだったり、より幅が広がってるけど、ガーリーでオサレでポップなのは相変わらず。
Z Bergはファッション含めて女性ファンを凄く獲得できそうな感じがするので、ファッション誌とかを使いながらプロモーションすれば日本でも展開できると思うんだけどなぁ。
MAROON 5のメンバーがいるってのもフックになると思うし。




ソフィア・コッポラとかガーリーカルチャーが好きな人はこのPV観ると悶死すると思う(※管理人はソフィア・コッポラの映画を1本も観ておりません)。



B級ホラー映画っぽくて最高!(※管理人はホラー映画が大の苦手です)



【No.5】

Swing Lo Magellan

Swing Lo Magellan


ブルックリン周辺のインディーバンドってスノッブな雰囲気がして個人的に避けてた。なんかこの辺のバンドを聴いてると、自分が指をさされてバカにされてるような気分になりそうで…(何かの病気)。
でも、たまたまM3を聴いて「21世紀のソウル・ミュージックだ!」と叫びそうになるほど興奮した。
その後、アルバムを聴いて、これまで食わず嫌いだった自分を猛省…。すげー良いじゃん。


リズム面では実験的なアプローチをしつつ、うたとメロディーはフォーク、カントリー、ゴスペルなどのルーツミュージックを彷彿とさせて、非常に文脈的。
2012年に聴いた最も美しいアルバム。10年後も間違いなく聴ける。なのになぜ5位なのか?
アートしての作家性は100点だけど、商品としての大衆性が弱いからだ。
もっともっとベタでも良い。






【No.4】

BLUE HEART

BLUE HEART


上半期ベストで紹介済み。
その時は「求められる音楽」を鳴らすカジくんの決意について書いたけど、それって最近東京ポッド許可局とかで頻繁に出てくる「引き受ける」って話と同じだと気づいた。
「引き受ける」とは決して客の言いなりになって受身に回ることではない。その葛藤を乗り越えた上での、ある種の矜持であり、だからこそ引き受けてる人間は強いのだ。
どれだけ強いかって言うと、カジくんは最近のライヴでもボーダー+半ズボンだったそうだ。ちなみに現在46歳である…。





【No.3】

Kiss: International Deluxe Edition

Kiss: International Deluxe Edition


洋楽を聴くには”入口”になるアーティストが絶対に必要で、その意味で彼女はアイコンになれる貴重な存在だ。日本のレコード会社は絶対大事にするべき。僕も大事にしていくつもりだ(何の宣言なのか不明)。
これが王道アメリカン・ポップスじゃ!と叫びたくなるビッグメロディーが満載で、大変聴きやすいアルバム。洋楽入門として最適だと思う。


最初これがデビュー作だと思ってたんだけど、2枚目なんだよね。
1stの音源を少し聴いたら、サーフロックやフォークロックっぽい音を鳴らしてて、今と全く違う…。
ブレイクのきっかけは、カナダに帰郷中のジャスティン・ビーバーがラジオでたまたま彼女の曲を聴いて、自身のレーベルに抜擢したこと。にしても、売れる”商品”にする為には徹底的に変えてしまうのが凄い。


YouTubeのコメント欄に「I hate the people who only Know Call me Maybe. That Song is a lot better than Call me Maybe..」とあって、50件も評価されてるけど、それは一面的に見すぎだと思う。
そこには当日既に20代半ばだった彼女が地元カナダのSSWから、ポップアイコンになることを「引き受けた」決意や覚悟に対する想像力が完全に欠如してる。
言うまでもなく、僕は断固支持する。



大改造!!劇的ビフォーアフター
【Before】



【After】



【No.2】


上半期ベストで紹介済み。
最近読んだ「ギャルと不思議ちゃん論」って本がすげー面白かった。永久保存版の歴史的価値のある本だと思う。マジで。



詳しくは実際に本を読んで欲しいんだけど、筆者は男性からの性的な眼差しに自覚的な”ギャル”と、そのギャルに対する差異化として立ち上がってくる個性を重視する女の子を”不思議ちゃん”と位置付けて、30年にも渡る女の子たちの生存戦略を考察している。


そして、言うまでもなくきゃりーは不思議ちゃんの系譜として紹介されている。ギャル的な赤文字系モデルとは全く違う方向性に振り切りることで、差異化に成功した。
「誰もしてないファッションがしたい!」と”原宿メルヘン革命”を蜂起し、気づいたら世界進出してたというのが痛快すぎる。
確かに彼女のブレイクは中田ヤスタカを含めた優秀なスタッフに恵まれた点も大きい。でも、傀儡性をあまり感じさせない。


僕はアイドルという”悪性のエンターテイメント”が好きなので、そのことによって「女の子の搾取に加担してる」という後ろめたさが常にある。
だから、ある種の免罪符のように性的な眼差しを拒否し、”インディペンデントな女の子”を体現してるきゃりーを応援しちゃうのかもしれない。
あと、青文字系モデルが好きで〜(以下略)。


ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争

ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争





【No.1】

MUSIC(初回限定盤)(DVD付)

MUSIC(初回限定盤)(DVD付)


まず最初に、大して「売れなかった」アルバムをポップミュージックのランキングで1位に置いたことを深くお詫びします(デタラメすぎる)。
そもそも「売れた」とか「売れなかった」とかリスナーが気にすることなの?べつに自分が好きな音楽を聴けば良くね?(自分で言い出して逆ギレ)




正直、清竜人は全くチェックしてなかった。彼の劇的ビフォーアフターっぷりについてのNAVERまとめを見て知った次第。
聴いてみて思った。世界よ、これが日本のポップミュージックだと。
洋楽を聴かない人は嫌いだけど、洋楽しか聴かない人はもっと嫌いだ。洋楽コンプレックスなんてもう古い。ファッキン・ジャップくらい分かるよ、バカヤロー!(最後は全く関係ない)。
この無駄に過剰な感じ、この無駄に詰め込んでる感じ。人はそれをJ−POPと呼ぶ。



大改造!!劇的ビフォーアフター
【Before】



【After】


ちなみに今は再びアコースティックな音楽性に戻ってるみたい。
これ1回だけじゃもったいない!




<おまけ>


これはミニアルバムじゃなかったら3位ぐらいに入れても良かったくらい。
Sunday Sunって誰なんだ!?という人が大半だと思うけど、オランダはアムステルダム出身の新人パワーポップバンド。立て続けに3枚もミニアルバムをリリースして、どれもクオリティーが高い。


海外のパワーポップ系サイトでも大絶賛されてて、ビートルズ、ラズベリーズ、ビーチボーイズ辺りを通過した、つまりは超ど真ん中のパワーポップ日本に1,000人もいないと思われる全パワーポップファン必聴!
※アルバムは配信のみ。オフィシャルサイトで全曲無料で聴けます。




という訳で、これにて終了でございます。
次回に書くことはもう決まってて、これまでとは全〜く違う内容になります。音楽とかアイドルの話ではありません。濃い内容になることは間違いなくて、あることについての決定版を書くつもりです。今月中には更新したいなと思っております。期待しないでお待ちくださいませ。
そんじゃーね(Byちきりん)

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