Ivy Ivy Ivy

ポップカルチャーのブログ

All about Power Pop, a playlist by QJ on Spotify

f:id:DAQJ:20180308234249p:plain


Spotifyでプレイリスト「All about Power Pop」を作ってみた。
Spotifyと言えばプレイリストの充実っぷりが特長だけど、”パワーポップ”のプレイリストに関しては実用性に乏しく中途半端なのが多く、そもそもパワーポップが何たるかを分かってないようなのもチラホラ見かけた。
ならば、自分で作るしかない!という勝手な正義感で作ったのがこの「All about Power Pop」というプレイリスト(全100曲!)。


さすがに盛りすぎなタイトルだと自分でも思うけど、でもこれを聴けば「パワーポップとは何か?」が分かってもらえるはず。
100曲も聴けないよ!という声もあるだろうけど、もちろん一気に聴く必要はない。つーか、これだけ甘〜い甘〜いメロディーを長時間聴き続けたら胸焼けがして具合が悪くとなると思う…。スキマ時間にシャッフルで聴くぐらいがちょうど良いかと。


このプレイリストにある100曲の多くが世間的な意味でのヒット曲ではない。アーティストとしても特にブレイクせずに解散したり、今も音楽をやってるのかすら分からない人たちも多い。評価されないことに悩んで自ら命を絶ってったしまった人もいる。


そう、パワーポップというのは基本的に売れない音楽ジャンルなのだ。この20年で継続的に売れてるのはウィーザーだけと言っても過言ではない。
もともとロックの周辺ジャンルとして派生してきたので、ロックバンドのオワコン化が絶賛進行中な現在、パワーポップというジャンルもますます厳しくなっていくと思う。


それでも、ロッキンなギター(=パワー)と甘いメロディーとコーラス(=ポップ)の融合に魅せられ、取り憑かれた人たちによって今もどこかでパワーポップは鳴らされている。パワーポップとはもはや”狂気の音楽”だと言えるかもしれない…。
ならば、同じくリスナーとしてパワーポップに魅せられ続けてきた自分はせめて彼らが苦闘した”爪あと”を残しておきたい!という想いもこのプレイリストには込められてる。


何でアレが入ってないんだ!とかフー・ファイターズパワーポップじゃなくてロックだろ!みたいな意見もあると思う。
前者についてはさすがに100曲以上ダラダラ増やし続けるのを避けて入れられなかったり、そもそもSpotifyに楽曲が提供されてなくて泣く泣く見送ったケースもあったのをご理解いただきたい。
後者については確かにフーファイは本来パワーポップバンドではないけど、どう考えてもパワーポップな楽曲をたくさん残してるので入れた。それはグリーンデイやSUM41なども然り。
いろいろな意見はあると思うけど、パワーポップ警察から見てもある程度は納得できる内容になってると自負してる。なので、パワポに理解がある方で気に入ってもらえたら是非拡散して欲しい。


そして、「パワーポップって何?」って人にこそ少しだけでも良いから聴いてみて、どんな音楽ジャンルよりもメロディーがキャッチーなパワーポップという音楽ジャンルの魅力を是非知って欲しい。そう切に願っております!


open.spotify.com